【速報】バイク王2期連続赤字!上場以来初の大ピンチ!?

バイク買取業界トップシェアを走り続けてきたバイク王がついに崖っぷち!?

「バイクを売るならゴーバイク王」という有名なうたい文句と大リーガー松井秀喜を使ったテレビCMで、高い知名度を誇るバイク王が1月に公表した2017年11月期決算が2期連続の営業赤字となり話題となっています。

バイクの王様、バイク王にいったい何が起こったのでしょうか。

早速バイク王が発表した決算説明資料を元に、その理由を解明していきましょう。

バイク王の営業損失2.6億円はヤバいのか!?

バイク王2期連続赤字

かつて一世を風靡した中高年リターンライダーによるバイクブームも去り、新排ガス規制導入による各メーカー人気車種の生産終了も重なってしまった、風前のトモシビとなっているバイク業界のあおりを受けたのでしょうか。

バイク王が発表した2017年の営業損失はなんと2.6億円にもなっています。

営業損失とは赤字のことで、営業活動による利益のマイナスのことです。

え!そんなに?と思ってしまいがちですが、実は前期2016年の赤字は5億円だったので、バイク王的には今期の数値は巻き返したものと言えます。

2期連続赤字と言われたら衝撃的に感じられますが、営業赤字自体は回復中のようです。

経常損失も徐々に巻き返しを見せ0.9億円に

バイク王2期連続赤字

経常損失とは、一般的に事業活動全体で「損失」が出たことで、経営状態において大きな問題があることを言います。

経常損失が出たときは早急に原因を調べ、今後の対応に十分注意していく必要がある状態です。

今期のバイク王の経常損失は0.9億円でしたが、実は前期2016年は3.9億円の赤字で、実質3億円も巻き返していました。

こちらも営業損失と同じく、バイク王的には頑張って回復を目指した結果と言えます。

売上高前年比+7.4%は「駐輪事業の売却」によるもの

前述した決算ポイント表を見ると、売上高はなんと182億円で、前期2016年の169億円よりも7.4%も増えています。

しかしこれは、バイク王がバイク事業以外で展開していた駐輪事業(パーク王)を、名鉄協商に7.8億円で譲渡したときのお金も入っている数字でした。

当時バイク王は、「バイクのインフラ整備のため駐輪事業をしてきたが、今後はバイク事業に集中して取り組みたい」と発表していました。

広げ過ぎた事業の選択に迫られた面もあるのでしょうが、やはり最終的にどうにか黒字に近付けたかったのでしょう。

誰もが気になるバイク王CMの「広告費」の実態

バイク王2期連続赤字

「バイク王はテレビCMに経費かけすぎ」と、バイク乗りでなくとも誰しも思ってしまうほど、毎日目にするあの大量コマーシャルでさえ、やはり経費削減されているようです。

かつてバイク王の営業は、CMで集客する反響営業スタイルと言われていて、宣伝広告費に膨大な経費をかけるというビジネスモデルでした。

しかし今期の宣伝広告費は1.6億円と縮小されていて、経費削減のためかCMキャラクターも松井秀喜から若手グラビアアイドル都丸紗也華へと変更になっていました。

ちなみに決算説明では、上記表内の役員報酬2500万円も減額したと発表されていましたが、どのくらい減ったのかが気になるところです。

「高排気量狙い」でバイク事業は実は業績回復中!?

バイク王2期連続赤字

実はバイク王の今期のバイク事業のみでの売上高は175億円で、前期2016年よりも8.1%増加しています。

そしてバイク事業の今期の経常損失(経営においての重大な損失)は1.1億円とありますが、前期は4.1億円でしたので、こちらの赤字も回復傾向です。

これは表内にも記載されていますが、高収入車両の仕入れを強化して一台あたりの売上高を増やしたことで得られています。

高収入車両とは、高排気量で綺麗な状態の良いバイクのことで、その反面、状態が悪い原付などの低排気量車の割合を減らしたそうです。

低価格がゆえに利幅が薄かった低排気量車の買取を減らした分、浮いた時間で高排気量ユーザーへのサービスを改善して買取を増やし、損益改善を目指したそうです。

めざせ!「小売販売台数」と「仕入台数」の増加

バイク王2期連続赤字

バイク王はダイレクト(直販)ショップを全国に56店舗も展開していて、出張買取だけでなくこれら実店舗でバイクを買取後、再販まで行っています。

前期2016年、バイク王ではユーザーから10.3万台を買取して、そのうち9600台をダイレクトショップで小売販売、残りは全て業者オークションに流していました。

ですが今後の目標としては、この実店舗での小売販売を増加させる計画で、ユーザーから買取したバイクのうち15%以上をダイレクトショップ販売にしたいそうです。

しかし中古バイクを小売をするためには、整備ピットや整備士も必要となるため、この計画の道のりはまだまだ長そうです。

テレビCMやWEB広告を一新でイメージアップを図る

バイク王2期連続赤字

バイク王は高収入車両の買取を増やすため、今期からがらっとテレビCMやWEB広告をイメージチェンジしました。

WEB広告では「バイクを売るなら」から「バイクに関するご相談は」にコピー変更され、総合的なバイクライフを応援する内容のメインコンテンツが展開されました。

総合バイクライフを提案することは、ライフスタイルなんて意識していない原付ユーザーなどではなく、バイクライフ意識が高い高排気量ユーザーに声を届けるための作戦と言えます。

バイク王2期連続赤字

テレビCMでは「バイクを売るならGOバイク王」から「バイクのことならGOバイク王」にうたい文句が変更され、買取だけでなく店舗での中古バイク小売販売を増加させたいという思惑が感じられます。

バイク王の思いはこれらのイメージアップ大作戦で高排気量ユーザーへ伝わるのでしょうか、これからが見ものです。

「バイク王」だけではない!「バイク業界」の今後はどうなる?

バイク王2期連続赤字

バイク王の売上高は、2013年から2015年まで高い水準で上がっていましたが、2016年に突然赤字に転じて2017年今期も連続赤字となりました。

2016年の赤字の原因はバイク買取業界の競争激化によるもので、一括査定サイトを利用するユーザーが増え「バイク王より高く買い取ります」という買取会社にユーザーが流れたため、と言われています。

しかしこの売上高の推移を見ると、今期売上はプラスには転じてはないものの、かなり近づけてきたなという印象がします。

バイク王2期連続赤字

さらにバイク王の四半期ごとの売上高をみると、今期2017年の売上高は前期2016年の四期全てを少しづつですが上回っていて、経常利益も三期上回っています。

高排気量買取強化作戦やイメージアップ作戦が、これらの数字にじわじわと効いているようです。

「バイク業界」の未来は明るい?それともお先真っ暗!?

バイク王2期連続赤字

最後にバイク王が発表した国内バイク事情についてのデータを見てみると、最新の2016年は価値が高い125㏄以上のバイク保有台数が増えていて、価値の低い50㏄の原付が減っているため、全体として減少傾向となっています。

また、125㏄以上の中古バイク流通台数は4年ぶりに増加し、新車バイク販売台数は全体として減少、中古バイク人気が高まってきました。

これらの事から、バイク王がこれから頑張ろうとしている高排気量の買取と中古バイク小売販売は理にかなっています。

バイク王2期連続赤字

また、バイク王が発表した業界の指針となっているバイクオークションの動向を見ると、直近の3年間が過去最高水準で推移していることがわかります。

赤字を続けてしまったバイク王以外のバイク買取会社が頑張ってくれたおかげなのか、中古バイク市場はとても賑わいをみせています。

まとめ

さて、バイク王が公表した決算説明資料から様々なデータを見てきましたが、今期は2期連続営業赤字とは言えどうやらリハビリ途中といった印象でした。

そして中古バイク業界自体は盛況になっていて、競争が激化してるとはいえ買取ビジネスには夢があるようです。

赤字打破のため業界最大手バイク王が打ち出すあれやこれやの作戦によって、バイク業界自体に活気が溢れて、バイクユーザーの利便性や楽しみが増えるよう、いちバイク乗りとして祈るばかりです。

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